■ ID | 363 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 工業地域・農村地域におけるダイオキシン類の大気降下動態 |
■ 著者 | 王効挙
埼玉県環境科学国際センター 野尻喜好 埼玉県環境科学国際センター 細野繁雄 埼玉県環境科学国際センター 杉崎三男 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)日本環境化学会 |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第11回環境化学討論会、平成14年6月4日 |
■ 抄録・要旨 | 本研究では、ダイオキシン類の環境挙動を解明する研究の一環として、埼玉県内にある工業地域及び農村地域における大気中から地面へ沈降するダイオキシン類の特徴を検討した。調査期間 (2000年6月−2001年5月)におけるダイオキシン類の日平均降下量は、農村地域、工業地域でそれぞれ33、83pg-TEQ/m2/dであった。今回観測したダイオキシン類降下量は、1998年環境省で実施した環境調査の全国平均値(21pg-TEQ/m2/d) と比較すると、どちらの地点ともこれを越えた。ダイオキシン類降下量の動態変化は、気温が低下しはじめる秋と冬の間で工業地域では上昇し、農村地域では逆に減少する傾向を示した。降下物中ダイオキシン類の塩素数別の同族体パターンについて、工業地域では4-6塩素体のダイオキシンとフランの占める割合が高くなる傾向であり、農村地域では8塩素体のダイオキシンが高くなる傾向であった。 |
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